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『おやゆびひめ』5ページの原画展 てんしん書房さんにて

2021 / 01 / 27  21:04
『おやゆびひめ』 5ページの原画展 てんしん書房さんにて

 

 幼稚園から高校生まで小学館の月刊誌を定期購読していました。駅前に母の馴染みの本屋さんがあって、毎月配達してくれたのです。発売日になると、ベランダから身をのりだして本屋さんが乗っていたスーパーカブの音がしないか耳を澄ませていました。

楽しみにしていたのは「ふろく」と「おはなし」のページ。「おはなし」のページについて、今でも覚えているのがアンデルセンの『人魚姫』。最後に泡となって消えてしまう悲しい絵は今でも頭の中にうっすらと浮かびます。もちろん、ダイジェスト版でした。でも、少し大きくなって図書館でアンデルセンの全集を借りました。それからずっとアンデルセンのお話は常に私の心にあります。

 不思議な縁でこの度2021年『めばえ』3月号(1月29日ごろ発売/小学館)で、アンデルセンの『おやゆびひめ』(再話 早野美智代)の挿絵を描かせて頂くことになりました。私にとってこれは永遠の憧れのようなお話です。今でもお花をのぞく度に「小さな人が居るのではないかしら」と思ったりします。そして、、、あのてんしん書房さんが原画を展示してくださることになりました。(東京 小石川)どうやらてんしん書房の中藤智幹さんもアンデルセンに特別な思いがあるようです。会期は1月29日(金)から2月14日(日)まで。ちらしはこちらまで。てんしん書房さんのサイトはこちらですこのお話がアンデルセンの物語を楽しむきっかけになればこの上ない喜びです。

 

2021年がどうか良い年でありますように。

2021 / 01 / 01  09:10
あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

 

みなさんにご報告です。昨年はコロナ禍ではありましたが、11月に身体の不調を治すために入院し手術を受けました。今は順調に回復し、心新たに仕事を再開しています。私を支えてくれた家族、友人、絵本や児童書を通じて知り合った同志のみなさんに心から感謝致します。あちらこちらから発信されるみなさんの絵本の感想からも大いに励まされました。ありがとうございました。

 

今年はカエルの兄弟の絵本、うさぎの絵本、お花屋さんになりたい女の子の物語の挿絵、ハリネズミ君の物語の挿絵とさまざまな新しい物語に挑戦する予定です。そして、『くるみのなかには』『プリンちゃんのハロウィン』の原画展が10月11月に富山県の射水市大島絵本館で開催される予定です。その他にも、いくつかの絵本児童書専門店で『あなふさぎのジグモンタ』の原画展が予定されています。

 

今まで経験したことのない試練に世界が萎縮していますが、こんな時こそ物語に親しみ試練に耐えるヒントを頂きましょう。明日も朝になれば太陽は昇り、夜には月や星々が私達を励ましていると信じて。2021年がどうか良い年でありますように。

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