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原画展開催中!『あなふさぎのジグモンタ』(ひさかたチャイルド)@ブックハウスカフェ(神保町)
あなふさぎのジグモンタ』が2021年課題図書(低学年の部)に選ばれました!
ただいま神保町の新刊絵本専門店ブックハウスカフェさんで原画展を開催中です。残念ながらイベントは中止となってしまいましたが、期間中絵本をお買い上げの方にジグモンタのポストカードをプレゼントしています。サイン本のネット注文も受け付けております。原画展もご無理のないところで足をお運びください。8月31日(火)まで。精細はブックハウスカフェまで。
新しい絵本のこと。
今秋、新しい本が二冊刊行予定です。一冊はオリジナル絵本。綺麗なピンクいろのうさぎが主人公。長い間抱えていた物語で、ようやく結末が見えてきました。ここまでたどり着くのに、なんと長い年月がかかったことか…。そのために邁進する日々が続いています。あと少し、あと少し。
原画展開催中!『あなふさぎのジグモンタ』(ひさかたチャイルド)@うみべのえほんや ツバメ号(津久井浜)
『あなふさぎのジグモンタ』が2021年課題図書(低学年の部)に選ばれました!
ただいま津久井浜(横須賀)のうみべのえほんや ツバメ号さんで原画展を開催中です。お店から歩いて5分のところに砂浜もあるとても素敵な絵本屋さんです。白い木の壁に飾られた原画が輝いていました。ぜひ、ご無理のないところで足をお運びください。7月6日(火)まで。精細はうみべのえほんや ツバメ号まで。
『ケロケロきょうだい』(こどものとも年中版2021年4月号)
『ケロケロきょうだい』参上!
子どものころ、よく野原で遊びました。走りまわっていると、草むらからいつもあらわれたのがアマガエル。仲良くなりたくて捕まえようとすると、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ととびはねて逃げてしまいます。運よく手のひらにおさめて、つぶさないように、指のすきまから中を覗くと、カエルもわたしを見つめています。一瞬、心が通じあったような気がするのですが、カエルは、いつも、ぴょーんと、すきをついてはね、忍者のように消えてしまうのでした。そんな意のままにならないカエルが好きでした。そんなカエルを主人公に物語を作りたいと思いました。考えているうちに思い出したのは夏のプールの記憶です。
夏休みになると、公園にある公営のプールのオープンが楽しみでした。なぜなら、そこでは自由に水で遊べたからです。水は冷んやりとしていて気持ち良く、水の中では自分の身体の重さを忘れて動くことができました。とびこむこと(当時は可)、もぐること、およぐこと、ぷかぷかうくことが楽しく、水しぶきやプールの底から透けて見える太陽の光がキラキラと綺麗で、生きていることへの賛歌のように私には感じられました。休憩時間に水面を見つめてぼーとしている時間も日射しの温かさを感じるほっとするひとときでした。
春に目覚めたカエルも、プールを待ち焦がれていた当時の私のように、水にとびこむことを切望しているのではないか。とびこむこと、もぐること、はねること、およぐこと、うかぶこと、うたうことは、カエルだけでなく人間にとっても生きる喜びになりえます。
その喜びがこの絵本を手にする子どもたちに伝わりますように!
(「絵本のたのしみ4月号」 作者のことばに掲載)
こぼれ話1
舞台のモデルになった場所はイギリスの南西部の海辺にあるシドマスという街。10年ほど前に縁あって訪れ、美しく明るく爽やかでのんびりとした風景に心奪われました。描くのなら日本にこだわらず好きな街でいいのでは?という編集者さんの声に背中を押され描きました。2019年にイギリスへ旅するチャンスがあり再び取材。その時は海岸沿いにちょっと足をのばし南の方へも。その時に化石がたくさん落ちている海岸を見つけました。それがかの宮沢賢治が北上川を「イギリスあたりの白亜の海岸を歩いているような気がする」といって「イギリス海岸」と名づけた本家本元のイギリス海岸だと知ったのは帰国後のことです。好きな街を描くというのは思っていた以上に幸せなことに繋がっていました。
こぼれ話2
7匹のカエルには実は実在する人間のモデルがいます。コロナ禍においてポジティブでひょうきんで純粋な彼らにはずいぶん励まされました。青いカエルは黄色の色素を持っていない突然変異体です。この青いカエルは大きなことをするわけではありませんが、いつも列の最後にいて問いかけます。「いけについたら なにをする?」と。
『おやゆびひめ』5ページの原画展 てんしん書房さんにて
幼稚園から高校生まで小学館の月刊誌を定期購読していました。駅前に母の馴染みの本屋さんがあって、毎月配達してくれたのです。発売日になると、ベランダから身をのりだして本屋さんが乗っていたスーパーカブの音がしないか耳を澄ませていました。
楽しみにしていたのは「ふろく」と「おはなし」のページ。「おはなし」のページについて、今でも覚えているのがアンデルセンの『人魚姫』。最後に泡となって消えてしまう悲しい絵は今でも頭の中にうっすらと浮かびます。もちろん、ダイジェスト版でした。でも、少し大きくなって図書館でアンデルセンの全集を借りました。それからずっとアンデルセンのお話は常に私の心にあります。
不思議な縁でこの度2021年『めばえ』3月号(1月29日ごろ発売/小学館)で、アンデルセンの『おやゆびひめ』(再話 早野美智代)の挿絵を描かせて頂くことになりました。私にとってこれは永遠の憧れのようなお話です。今でもお花をのぞく度に「小さな人が居るのではないかしら」と思ったりします。そして、、、あのてんしん書房さんが原画を展示してくださることになりました。(東京 小石川)どうやらてんしん書房の中藤智幹さんもアンデルセンに特別な思いがあるようです。会期は1月29日(金)から2月14日(日)まで。ちらしはこちらまで。てんしん書房さんのサイトはこちらです。このお話がアンデルセンの物語を楽しむきっかけになればこの上ない喜びです。